Uncategorized PR

初心者ライターがAIチェッカーに引っかかった話

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日、あるお仕事をさせてもらいました。まだ初心者ライターの私は、お仕事させてもらえただけでもうれしく、一生懸命リサーチし、できるかぎりの力を尽くしてクライアントに提出した記事の返答が・・・

クライアント

生成AI率80%とが高いので、下げてくれませんか?

tamaco

ガーン!!!AI使ってないのにー。

案件の中で、AIの使用を禁止しているものがありますし、学生さんでもレポートを書く際は、AIの使用を禁止しているところも多いはず。

どうしてAIを使用していないのに、AIチェッカーから生成AI率が高く出てしまったのか。AIチェッカーに引っかからないようにするには、どうすればいいのかをご紹介します。

生成AI率とは、どのように計算されるのか?

今回使用したのは、こちらのAIチェッカーでした。

生成AIチェッカー (userlocal.jp)

こちらのAIチェッカーは、書いた記事をコピペして貼り付けるだけで、生成AI率の計算をしてくれます。

生成AI率はどのように計算されているのかというと、AIが使いそうな言葉や言い回しを多く使っていると、高く計算されるそう。

では、AIが使いそうな言葉や言い回しは何か?ということなのですが、

キーワード、句読点のパターン、文章の構文が繰り返されることのようです。

今の言葉をそのままイメージしてみると、決まりきった言葉を同じ構文で繰り返していくということですよね?

要するに・・・・

結論でちゃいましたね。

なぜ、私の記事はAIを使っていないのに、生成AI率が高く出たのか?

先ほどの話で、ある種の結論が出ているのですが、どうして私の記事がこうなってしまったのか、原因を探っていきましょう。

①正確さを求めるあまり、リサーチで学んだ言葉をそのまま使ってしまった

今回の記事においては、正確性に特に注意しました。記事の不確かさはない方がいいのですが、ことさら間違った情報を載せづらい記事でした。

そのため、リサーチは十分にしましたし、誤解のないような文章を書いたつもりなのです。

しかし、これが失敗した1つの要因。

誤解を与えないように、専門用語を使い、なるべく簡便にわかりやすく書いた結果、

単調な文章になってしまったのです。

例えば、このような感じで書いたとします。

「アルツハイマー型認知症の原因はタウたんぱく質の蓄積によるものです。認知症発症まで20年かかると言われています。」

短い文章なのですが、専門用語をつなげただけの文章です。

(ちなみにこの文章では生成AI率が15%)

こういう文章が延々と続いていくと、AIチェッカーにひっかかります。

では、同じ意味ですが、このように書き換えてみました。

「タウたんぱく質という脳のゴミが蓄積されていくと、神経細胞を徐々に破壊していきます。脳のゴミが20年以上たまり続けていくと、アルツハイマー型認知症を発症する可能性が高くなります。」

文章の構文を変え、たとえを入れてみました。

(この文章の生成AI率は10%・・・よかった)

私がやってしまった失敗とは、

②読者の悩みに答えていなかった。

2つめの失敗点は、解説に力を入れ過ぎて、読者の悩みに答えていませんでした。

今書いているこの記事もそうですが、どうしてこうなったかを探求していくのは、とても好きな作業です。

しかし、検索して読んでいる人はそうではありませんよね?

困っているから検索するし、読んでくれるわけですから。

失敗した記事においても、解説は熱く書いているのに、対応策は淡々とした印象に感じられました。

③人にしか経験できないことを書かなかった。

当たり前に聞こえますが、AIは学習することができても、自分の経験をすることができません。

私が失敗した記事では、自分が経験したことや、見聞きしたことをあまり入れませんでした。理由は、単純に今回失敗した記事やキーワードに対しての体験談が、私にはなかったからです。しかし、体験談を書かないのは、大きなマイナスだと思いました。

おそらく、AIの方が私より多くの情報を持っているでしょう。でも人にしかできないことは、実際に体験し、どんなことを感じられるかということです。

自分が経験していなくても、人に聞いたり、体験談を探したり、イメージしたりと、方法はあります。

人にしか書けない経験談を書くことが、AIチェッカーにひっかからない方法の一つです。

失敗から学んだこと

①読者のニーズに応える

この記事もそうかもしれませんが、どうしても言いたいことを熱く書きがちになり、読者を置いてけぼりにしがちになります。

読者のニーズに応えるということが、ブログでも記事でも一番大事なことです。

「読者の解決したい問題に寄り添えているか?」

「読者にわかりやすく伝えられているか?」

「読者にとって読みやすい記事になっているか?」

とても当たり前のことなのに、実際やってみると、本当に難しいです。何度書き直しても、これでいいのかと悩みがちになります。

記事を公開して、リアクションをもらえれば、この記事が読者のニーズに合っているかわかるかもしれません。しかし、リアクションがもらえそうにないときは、身近な人に読んでもらうのも一つの手ですね。

②自分の言葉で書き直す

リサーチがとても重要なのは、ライターの皆様であれば当然の話です。しかし、リサーチを読みすぎて、知らず知らずにその言い回しをしてしまいました。

リサーチは自分が理解するためのものにし、あらためて自分ならどういう言葉で伝えていくかを考える必要がありそうです。

③表現を豊かに書く

AIで書く文章は端的に書いているので、表現も淡々としがちです。私はAIが書いた文章を読んでみたのですが、単語の羅列で事務的な冷たい印象を受けました。

表現を豊かに書くのは、人にしかできません。同じことを伝えるにも、その文章を白黒の世界観の文章にするのも、彩り豊かな世界観の文章にするのもライターの腕の見せ所なのですね。

表現を豊かに書く・・・わかっていますとも・・・まだ私には足らないのですよ。表現を豊かにするために、努力精進していきます。

④具体例や体験談を盛り込む

先ほどにも言いましたが、実際に体験できて、それを発信できるのは人です。具体例を入れていくのはもちろんのこと、自分が体験した感想や人が体験した感想を記事に盛り込んでいくことが大事です。

もし、自分や身の回りの人でも体験談が集まらない場合は、ネット上で検索することもあるようですが、Web上で体験談を募集することも有用です。

最後に

初心者ライターがAIチェッカーにひっかかった失敗をご紹介しました。きっと経験あるライターさんには、当たり前のことかもしれません。しかし、初心者ライターからすれば、プレッシャーがかかる状態(自分への評価、納期など)自分でもびっくりするほど我を忘れます。そういう時こそ、縮こまった文章になり、読者を置いてけぼりになりがちになります。

私のようにならないように、みなさまお気をつけください。

(この記事もAIチェッカーにかけたら、生成AI率10%でした。おあとがよろしいようで)