今日はつれづれなるままにつらつらと書きます。
新型コロナが5類になり、受診のルールや会社のルールなど、ほぼインフルエンザと同じ扱いになりましたね。
皆様はどうお過ごしでしょうか?
コロナが始まった頃…。
私は普段、介護施設で作業療法士というリハビリの仕事をしています。
新型コロナが始まったときに、ステイホームという言葉が出てきたころ、
在宅で仕事というわけでもなく、平常時と同じように出勤していました。
ただ仕事の服装が、マスクとフェイスガードという装備が増えましたが、
このころ、施設は本当にピリピリしてました。
最初にかかった人が後ろ指さされそう・・・そんな勢いです。
休憩時間も一人一人別々の場所で食べて、雑談すらも許されず。
当然、みんなで集まる飲み会はご法度!
忘年会、新年会、歓送迎会・・・飲み会という飲み会はすべてご法度。
そして時折、施設内でクラスターが発生すれば、
看護師さん、介護士さんはフェイスガード、手袋、ガウンやキャップをかぶり、
介護にあたっていました。
私たちの施設は通所リハビリもやっていたので、
感染拡大予防のため、立ち入り禁止。
クラスターが終息するまで、3か月かかったところもあり、
その間に利用者さんの筋力が落ちて、転倒、骨折なんて日々もありました。
クラスター後の元の体力に戻すことが大変でした。
中には元の体力を戻せない人も少なくありません。
その後、コロナワクチンが出てきて、
おそらく3回目まではほぼ職員は全員接種しました。
なんとなーく、同調圧力も働いていたと思います。
一時は週2回、自分で抗原検査をしてから出勤。
濃厚接触者になったら出勤を遠慮するようにという名の有休取得。
ちなみに濃厚接触者を特定しないということになってからも、
うちの施設ではしばらく続きました。
私自身、幸いにもコロナにかかったことはありませんが、
家族がコロナにかかるたびに、有休をがんがん減らしていきました。
利用者様もかわいそうでした。
家族との面会がなかなかできず、やむを得ない受診でも外出すれば個室で3日間隔離。
今それをしたら、どうなんでしょうね。
大規模なイベントもできない数年間でした。
クラスターになってしまえば、リハビリもイベントもできず、
お風呂すらも入ることができませんでした。
私たちも利用者様から「つまらない・・・」「何を楽しみに生きていけば・・・」
という言葉を聞くたびにつらかったものです。
5類になった今でも・・・
5類になった今でも、マスク着用を義務付けられなくなった今でも、
私たちは出勤すれば、毎日マスク着用で業務につきます。
さすがにフェイスガードはなくなりました。
接触感染はほぼないだろうと言われていても、消毒作業はまだまだ続きます。
数年間、イベントができなかったこともあり、
そろそろイベントをやろうとしても、みんな及び腰。
できたとしても、久しぶりすぎてスムーズな進行は厳しい状態です。
いまだに飲み会に関しては、なかなかできない状況にあります。
もしリハビリ職員一人がなってしまったら、
リハビリ全体はすべて業務がストップする可能性があるから。
これは職員側の話。
利用者様は面会は少しずつ緩和されてきましたが、
まだ時間と回数制限は存在します。
外出も可能ですが、あまり外出される方が少なくなりました。
あと外出したら個室へ隔離という処置もなくなりました。
ただ、入所時に抗原検査をしています。
施設内でのイベントも少しずつ動き出しそうな感じです。
これは、私の勤めている施設の話であり、やや厳しめの対応をしている部分はあります。
他の施設では、もっと緩和されているのかもしれません。
なぜ、今さらこれを書き始めたのか。
今日は業務時間終了後、本来ならば施設内研修を実施する予定だったのです。
しかし、お昼過ぎに職員がコロナにかかったと一報が入り、そこから急展開。
研修は中止となりました。
「○○さんがコロナにかかったから、研修中止になったよ~」と
さらしものになりそうなのはかわいそうだなぁと思います。
研修中止決定後、上層部で会議が開かれたようで、
やれ、またフロアを閉鎖しようとか、防護服で介助しようとか、
まだ利用者様にかかったかどうかわからないのに、
5類前までの対応を検討されたとのこと。
高齢者の方はどうしてもコロナにかかりやすいし、
かかると重症化しやすい。
しかも集団生活となれば、クラスター化もしやすい。
何度かクラスターを経験しているので、その大変さはわかるんです。
でも感染拡大防止という名の制限はどこまで続くのだろうと
ときどき思ってしますのです。
話がまとまっているわけでもないし、何を主張したいというものでもありません。
いまだに職員、誰かがコロナにかかると厳戒態勢をしかれるという、
緊張感はついて回るのだなぁと思いました。