40を過ぎると、子育てや仕事でいろいろ悩み事が増えて、頭の中はぐちゃぐちゃ。
加齢のせいか、朝起きて体がだるい、仕事が終わって帰ってきて、家事をすれば体はぐったり。
それでいて早く寝ても、夜中に起きたり眠りが浅く、また朝起きて体がだるい。
今の私はこれを繰り返しています。
このストレス社会の世の中、きっと体はだるい、頭はぐちゃぐちゃ、それでもすっきり眠れない・・・こんな人が多いのではないでしょうか。
私は時間が取れたら必ずサウナに行こうと心に決めています。むしろ、サウナに行くのが楽しみなぐらいです。
サウナは体のだるさを取ってくれ、頭をすっきりさせてくれ、その日の夜は安眠間違いなしです。
今日は皆さんにサウナの魅力がお伝えできればと思います。
サウナの何がいいの?
サウナは町の中にある銭湯、スーパー銭湯、スパにもサウナ専門のお店もあり、
増えてきている傾向にあります。
地域差はあるかもしれませんが、車や公共交通機関で行けるところであり、
スーパー銭湯でも駅から送迎してくれるところも増えました。
テレビをつければ、サウナ好きの芸能人は多いですし、サウナのドラマもありましたね。
ビジネスマンや社長さんもサウナ好きの人は多いんだとか。
女性でもサウナが好きな人が増えつつある印象です。
私もサウナは嫌いではありませんでしたが、いよいよ本格的にはまってきたのはこの5年ぐらいです。
はまってきたわけは・・・仕事のストレス。
仕事のストレスは抱えるものの、気分転換の手段が見つからなかったのです。
美味しいものを食べるにしても、どこか旅行に行くとしても仕事のばかり考えていました。
これではだめだ。プライベートも仕事に支配されてしまう、
何か強制的に頭から仕事を排除する方法はないかと思い、
瞑想、写経、トレーニングジム等いろいろ試してみましたが、
一番私に効果があったのはサウナでした。
(他のものもダメというわけではないんですよ)
熱いサウナに入ると、当然熱くて「早く出たい~」とか思うこともありますが、
汗をかき始めると、汗がさらさらしており、なんだか体から嫌なもの、嫌な成分が出ていく感じがして、
「もっと汗出ろ~、汗出ろ~」と汗をかくことへの快感につながります。
熱すぎて、脳が考えることを放棄します。
瞑想していないのに、頭の中が空っぽの状態になります。
当然、悩んでいた仕事のことなんて考える余裕もありません。
ただ思うのは「あつい~」と思うことだけ。
そしてたんまり汗をかいたところで、シャワーやかけ湯をして汗を流し水風呂へ。
水風呂に入ると冷たすぎて、私は固まっています。
水面が動くと、冷たくて悲鳴を上げたくなるので、ただただ固まっています。
固まっている私には頭は働きません。
ただ思うのは「つめたい~」と思うことだけ。
そして、いよいよもってダメだと思えば、外に出て椅子に座り休憩です。
椅子に座り、休憩をしますと、ぼーっとしています。
熱いサウナのあとの冷たい水、そしてやっと解放。
頭が働きません。心地よい疲労感が広がります。
それを3セット繰り返します。
私は1セットを約20分ぐらいになるので、それを3セットやると約1時間。
これぐらいでやめるようにしています。
やめるころになると、心地よい疲労感のおかげで仕事のことをよぎることはあっても、
深く考えることを放棄することが多く、その日の夜の睡眠の質が良く、
次の朝にはすっきり目覚め、肌の調子がとてもいいのです。
これは私が思う体感なのですが、実際サウナの効果を調べてみました。
- ・疲労回復:血液の循環が良くなることで体内の老廃物や疲労物質を洗い流す
- ・ストレス解消:サウナの熱さ、水風呂の冷たさの温冷交代浴により、自律神経を整えま
- す。
- ・体のこわばりの解消:緊張でガチガチになった肩や背中、腰などこわばっているところが
- 血液循環がよくなることで解消されていきます。
- ・免疫力の向上:サウナに入ると熱さでヒートショックプロテインが生成されます。
- このヒートショックプロテインが免疫力向上となり、体を整えます。
ただサウナの効果に減量や血圧の低下等も書いてあるサイトがありましたが、
それは懐疑的だと私は思っています。
確かに一時的に減量は可能だと思いますが、それはただ水分が抜けただけ。
血圧の低下も血液が拡張するので、血圧も下がると思いますが、
そもそもヒートショックを起こす可能性があるため、サウナに注意は必要です。
特に減量目的ではサウナに行きませんよーに(笑)
サウナの入り方
熱くサウナの効果を語ったところで、サウナの入り方です。
サウナの入り方にこれが作法だと強く言うつもりはありませんが、
健康を守るためと最低限のマナーとして聞いていただければ幸いです。
①最初に水を飲みます。
これは服を脱ぐ前、脱いだ直後でも構いません。まずは水を3口飲んでおきましょう。
ここで水を飲んでおいた方が飲み忘れもなく、水分を摂っておいた方が汗もかきやすくなります。
②体を洗いましょう。
これは銭湯と同じマナーです。
このあとお風呂に入りますので、体は必ず洗いましょう。
お風呂がないところでも共有スペースです。清潔にしてからサウナに入りましょう。
③お風呂に入ろう
体を芯から温めます。サウナに直接入っていても構わないのですが、
体を芯から温めた方がサウナに入ったときに、短時間で汗をかきやすいです。」
入浴せずサウナから入ると、体の表面は熱くなりますが、汗が流しにくくなり、
汗もかく前からのぼせてしまうような気がします。
④サウナに入ろう
サウナに入りましょう。もし下に敷物がありますが、他の人が触れたものはちょっと・・・という人は、サウナシート売ってます。
なくてもタオルを敷いてその上に座ることもできます。
サウナは熱い(85℃~90℃)割には湿度は20%以下になりますので、
髪の毛がパサパサになる可能性があります。
サウナハットやタオルで髪の毛を保護しましょう。
(サウナハットがない人はタオルを2枚持っておくといいかも)
時間は無理のない範囲まで。
最初はできるだけ入ってみて、少しずつ時間を延ばすのがいいです。
私は体調やその日のサウナ室の温度、気分によって時間が変化します。
短ければ6分ぐらいで出ることがあるし、長ければ12分入っています。
大体サウナ室に12分計が設置されていますが、参考程度に。
あくまでも自分の体に聞いてみましょう。
⑤シャワーをして汗を流した後に水風呂へ入ろう。
これは絶対シャワーかかけ湯、かけ水で必ず汗を流しましょう。
決してそのままで水風呂やお風呂に入らないように。
サウナは入れるけど、水風呂が入れない人が多いのではないでしょうか。
私も水風呂が入れるようになったのは、サウナを知ってからだいぶ後でした。
なので、水風呂が入れなかったら、ぬるま湯で汗を流すだけでもいいです。
その代わり、その後は必ず外気浴をいれてください。
でも水風呂に入れた方がとても気持ちよさが増すので、
できるならば水風呂に入ってもらいたい。
tamaco流の水風呂に入れた方法をご紹介します。
もし、他に水風呂に入れる方法があったら教えてくださいね。
私が水風呂に入る時は、汗を流すときはまずは温かいお湯で流します。
いきなり水はしんどいです。水風呂に入れません。
そして息を吐きながら、ゆっくり水風呂に入ります。
肩までつかるまで息を吐き続けましょう。
そしてじっと我慢。体が冷えてきたなぁと思ったら出ましょう。
時間にして30秒~2分程度。
サウナと違って、我慢できるならいつまでもというものではありません。
あまりにも水風呂が長くなると、血管が収縮し血圧が上がります。
⑥外気浴(休憩)をしよう
水風呂に入っても入らなくても必ず外気浴もしくは休憩しましょう。
これはサウナや水風呂で上がってしまった心拍を平常に戻す作業です。
サウナや水風呂で交感神経を刺激し、
外気浴(休憩)をすることで、副交感神経を発動させます。
ゆったり椅子に座りリラックス。
リクライニングできる椅子があると最高ですね。
休憩時間はお好みで。ただ短すぎるのは良くありません。
できれば、脈を測りながら平常時の脈に戻るまで休憩しましょう。
私は5分から10分ぐらい休憩してます。
それぐらいが気持ちよくちょうどいいのです。
⑦また水を飲んでサウナに入りましょう
一通り休憩まで終わったら、ここで水を飲みましょう。
汗をよくかいたので、水分補給は非常に大事です。
また水分をしっかり摂って、④サウナからまた始めます。
これを3セット程度が理想です。
サウナに入ってうまく気分転換を図ろう
サウナは比較的安価で体験できる気分転換にうってつけのものだと思います。
本来なら、週2,3回入ると効果的だと言われていますが、
それでも、たまにの1回でも大きな効果は得られます。
そして一度快感を経験すると、またすぐに行きたくなります。
どうしてもいろいろ考えなければならなくなり、気が休まらないこの世の中。
上手にサウナを使って気分転換をしていきましょう。